新生ケイオスクイーン

(改変後から一週間一通り試したうえで、動画と画像を用意して文章を書いて、アイキャッチ画像用に新しいスキルアイコンをスクショしている時に気付いたのがそのスキル名「ボトル投げ」。今回改変された覚醒後の当該スキル名は「必殺ボトル投げ」…そう、私は一週間もの間肝心のメインスキルを覚醒させないまま色々試行していたのです。高Lvの人達が毒瓶で案山子に1000万以上出してて知識極にも関わらず自分は700万とかしか出なくてなんか威力低いなーとは思ったものの洗礼の方と見間違えたとかその人達はベルセ使ってたのだろうとか勝手に納得してました。狩場での物足りなさについても新規追加されるボトルで改善されるものだろうと…。という訳で再度動画と画像を撮り直して文章に手を加えたものが今回の記事で、もし整合性の取れない部分があるとすればそれは恐らく未覚醒ボトルについての内容です。夏の暑さに頭がやられたのか最近は本当にボケている気がします。)




9/9にピンポイントで改変されたケイオスクイーンを1週間遊んだうえでの評価。
・PvE(エリアボス、魔獣の幻影等)
大幅な下方
・PvE(セミボス以下のMobの範囲狩り)
やや下方
・PvE(セミボス以下のMobの単体狩り)
やや上方
・PvP
大幅な上方

但し次のアップデートにて既存のボトルより明らかに強力そうな物が各属性追加される予定である為、どの程度か分かりませんが全体的にもう少し強くなりそうか。

PvPに関して少しだけ。単発にも関わらずどう頑張っても5段目で6000程度しか出なかった今までが投げ槍過ぎたとも言えますが、しかし今回の強化されたボトルは毒瓶を持てば5段目以降は驚異の14打。1~4段目の溜めが必要な事もあり火力一点においては黒魔術師には敵わなそうですが、プリンセスには今回同時に改変されたポーション投げによる回復、キスによる妨害、スキップによる戦線離脱等他にも行動の選択肢が多くあります。対人に重きを置く人にとっては喜ばしい調整なのではないでしょうか。数名にサンドバッグになって頂いた限りでは脳死でボトル投げのみに徹しても充分に活躍できそうな程度の火力は出ていた様です。
とはいえ私の姫さんはほぼ知識極(健康振り150とか)な為実際にプレイヤーを相手にする場合は幾らか火力を削る事になるし、何より実践経験が皆無。今後攻城くらいでもやるならば改めて所感をまとめるかもしれません。

以下PvE全般の感触と私の感想です。






PvE

新しくなったボトルを色んなMobにぶつけてみました。


ファルコン超級

御馴染みのパンチングマシンは記録12秒。改変以前に比べると6倍掛かっているとはいえこれくらいなら毎日通えそう。
キャンディーシャワーから置き換えられた新たなスキルのボトル束洗礼はスキル表を見て対象中心の円形範囲だと思い込んでいたので期待外れではあったものの、ファルコンの様なボスの取り巻きを処理するのには便利でした。


ビフロン

11秒。バフはギルド旗+スフィア。魔獣もビフロンまでなら高火力複数名でたこ殴りにすれば充分な効率を出す事も容易そうです。


バルザロズ

1分10秒。例えば同等程度の火力が10人いれば7秒、優秀なデバフ役がいれば更に短縮できるでしょう。私単体でも装備・レベル共にまだまだ改善の余地はありますし、異常な火力を出せるスキルが一切無くなってしまった世界線でも、非知識職がニキアにさえ対処出来れば魔獣の壺は有用なコンテンツであり続けると思います。


シュラグ超絶級

とても長いのでギガを気にしなければならない方はご注意。現時点で一番タフそうなこいつを倒せる程度には”対単体に強い”コンセプト自体は一応守られている様です。問題は近日のアップデートで図案書”勇猛”の効果が説明文通りHP70%以上の場合のみ適用になってしまう事で、単純に2~3割火力が落ちるとすればアプデ後は制限時間ギリギリになってしまいそうか。


海底神殿B2内周

かつてのボトル投げは5n段目まで威力が上がった後、5n+1段目では1段目の威力に戻っていました。また神殿以降の硬めのMobは3段目で倒すのがやっとだったので、殲滅速度に大分斑が生じていました。
今回「段数を経る毎に威力があがる」効果がボトル権威者なる別のスキルとして分離され、5段目の攻撃以降5秒以上の間隔を開けなければ常に5段目の火力が出せる様になった事で、元々(ケイオスクイーンでは)単体狩り前提だった狩場においての使い勝手は向上している様に感じました。


忘れられた地下収容所B3

毒瓶での対単体性能は間違いなく優秀なのですが、火炎瓶装備時の性能は単発かつ指定対象中心の範囲3とかなり地味。地味というか、比較的向いてそうな収容所ですら全く範囲狩りをやっている実感が持てず正直ゴミ。以前の跳弾ボトルも跳弾距離は3だったものの、跳弾先の対象から3以内の範囲に他の対象がいた場合更に跳弾しそれが最大5回まで(だったかな?)繰り返されたので、意外な程遠くまで攻撃が届く様な事も多々ありました。勿論それでも範囲としてはFIやドラツイ等には遠く及ばないスキルでしたが…範囲としてのボトル投げの性能は最早跳弾ボトルをすら下回る完全な空気に成り下がったのではないでしょうか。ちなみに地下収容所程度ならMobもまだ柔らかい為、非覚醒の花の乙女スペシャルで一撃狩りするハードルもそんなには高くありません。神殿以降の狩場は硬いMobが多い為、火炎瓶の威力ではとても狩りになりません。追加ボトルで威力が上がったとしても、火炎瓶が生きるシチュエーションは果たしてあるのやら。




良い点

ダメージを上げる楽しみが出来た

以前のボトル投げは中レベル帯からでもカンストダメージが拝め、最終的には全てのMobにカンストダメージが出る様になり、そこまでいくと後は何段目でカンストが出るかとかその程度。初めの頃こそ興奮出来たとしても、長い目で見ると成長の余地が少ないのは今一つ面白くない点でした。改変に伴って毒瓶が多段になり単発あたりのダメージが大きく下がった事で、案山子はともかく後半のMobにはまずカンスト等見れそうにも無くなり、結果ダメージを伸ばす楽しみが生まれました。無理矢理に思えるかもしれませんがこれは確かに個人的にはずっと不満に感じていた事の一つです。また純粋知識になった事で魔法致命打・強打や魔力の暴走等も乗る様になり、構成の幅が広くなりました。




気になる点

バランス調整というならば

PvE限定とはいえ全てのMobが5発以内に沈む跳弾ボトルは間違いなく異常なものでした。他の多くの職が150%の完成度に達しても届かなさそうな火力を、60%とか或いはそれ未満の完成度でも出せてしまうのが以前のボトル投げで、明らかにバランスブレイカーであり遅かれ早かれ修正されるのは至極当然といって良かったでしょう。(他の職にも同等程度の強力な役割を持たせる方向性もありえたとは思いますけど。)それでボトル投げが弱くなった、これは妥当だとして、その逆の事をやるのもまたバランス調整だと思うのです。

ホットスピンストーン、トリックキック。使用する意義が見出せないゴミスキル。びんた系もまず使われてないと思うけど暫く物理やってないし100%といえる自信が無いので明言は避けましょう。特にホットスピンストーンは、以前はボトル投げが物理でも知識でも無かった為姫唯一の純知識スキルとして実用性はともかく個性だけはあったのですが、今回でその僅かなアイデンティティですら失われてしまいました。知識系スキルとしてボトル投げを弄るなら普通は気になるスキルだと思うのですが、結局の所開発の人達の頭の中にあるのは「出過ぎた杭を打つこと」だけなのでしょう。


バイバイサムテックス

汎用最終装備だったサムテックスがボトル投げでは使用不可。異常改変でせっかく大地強化弱化が付いた催涙弾も使用不可。現状は使用可能なボトルの中で属性さえ同じならば、例えばチリペッパーとファイアーボトルUMでは威力が全く変わらないのですが、それなら何故サムテックスを使用不可能にする必要があったのでしょう。現実世界のセムテックスはプラスチック爆弾の事であり瓶でないのは確かですが、今更そんな世界観を考慮しましたみたいな感性に富んだ理由であるとは他の動静も見てても全く思えないのですが…。ひとまずボトルの差別化を考えるのが面倒だったのならサムテは火炎瓶!催涙弾は毒瓶!それぞれ威力は他の同属性瓶と同じ!これで良かったのでは?


均一化

14年間ボトルの属性ダメージを参照してきた特殊なスキルだったボトル投げがただの純粋知識に。あらゆるスキルが似た様な範囲になって、一様に威力が上がって、一様に燃費が悪くなって、そういえば今回同時に改変された剣士のトワーとボトル束洗礼は似たような前方範囲で、ランダムショットやランドマーカーとも似ています(それぞれ縦横の範囲は多少違うと思うけど)。初期の頃と違って属性攻撃の付いたオプションを今でも最終装備に用いていたのは恐らくプリンセスくらいで、これは改変するにしてももっと別の方向に拡げる事は充分に可能だったはず。属性攻撃に関するスキルやオプションが増えたりして場合によっては他の一部の職でも生かせる様にすれば、そこから新たな装備や課金アイテムに繋げる余地もあったのではないでしょうか。他の多くの改変同様無味乾燥という熟語が思い浮かびました。




総評

職業改変そのものの方針の背景には相変わらず腑に落ちないものを感じますが、バグ染みた強さだったボトルが対単体に強い程度になって、強過ぎたり弱すぎたりしたPvPにおいてはようやく他職と同じ土俵に立てて(但し現時点ではミラーを貫通するバグがある様ですが)、何より気軽にカンストダメージが拝める利点=ダメージを伸ばす余地が無い欠点でもあったのがそれも解消されて、そう考えるとケイオスクイーンの再調整自体は必要なものではあったはず。しかしながら、
①ホットスピンストーンを実用性のあるスキルに(開設時から5回は書いてる気がする)
②火炎瓶装備時の効果をまともに使用機会のあるものに
③同じ属性内でもボトルの差別化を
この辺はやはり改良されて欲しい所。
そういえば一切触れていないし試してもいないけどアイスボトルのコールド付与が今の対人で通用するのなら、火力を捨てて耐久に全振りしてコールドとカエル付与,場合によってはノヴァやダンシングも使えるし妨害特化の姫も成立するのかもしれませんね。何れにせよ総じて対人姫にとっては嬉しい改変、対Mob姫にとっては嬉しいとは言えない改変でしょうか。
とはいえ対Mobにおいても5段目の火力を維持出来る様になった結果、例えば神殿B2どころか荒れ地のMobも現時点の私で既に一撃狩り出来ていて、単体狩り前提で満足出来る人にとってはPvEの面でも上方と言えそうです。本当にプリンセスに拘りがある人なら魔力吸収をつけて洗礼の前方範囲で一撃狩りとかも荒れ地まで充分通用するはずです…純正範囲職からするとネタ以下だし流石に無駄が大きいでしょうけども。
私個人は以前程では無いにしてもトップクラスの単体火力自体は捨て難く、しかしやはり狩りはなるべく脳死範囲で行いたいので、暫くはケイオスクイーン覚醒+花の乙女スペシャルで様子を見ている予定です。

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