A Ride of the Back of the Red Dragon

最近はBlizzardのWorld of Warcraftをメインに遊んでいます
PoEを遊んでいて「ゲーマーでは無いな」と感じた自分が求めるのはやはりMOよりMMOかなってことで
19年の歴史を持つWoWはかつて登録者数1000万人を超えたMMOとしてギネスブックにも登録され
全盛期は下回るものの登録者数自体は増え続け今でも100万人以上のアクティブプレイヤーが存在します
広大なマップは約2年に1回発売される大型拡張で今も拡大中
現在の最新エキスパンションは2022年11月に発売されたDragonflightで
新たに追加されたDragon Islesでのストーリーが繰り広げられます



もちろん移動を短縮する手段は複数ある
これは新種族の竜人Dracthyr

色とか角や牙の形とか有無とかカスタマイズ可能
WoWには元々陸・水・空を駆けるMountが存在していて
その数は現在取得不能なものを含め2023年時点で900種以上
見た目はあらゆる動物・虫・魚・精霊・機械等多種多様(Mount一覧)
中には特殊な性能を持つものもありMountを収集することもWoWの遊び方の1つです

ハロウィン期間限定で詠唱時間が0になる特殊効果がある
そしてDragonflightから新たに登場したMountがDragonriding Mount
これ以前までのMountは基本的にただキーボードで前後左右と上下に移動するだけのものだったのですが
Dragonriding Mountを駆使するDragonridingには通常のスキル群の様なスキルツリーが設定されており
冒険を通じてスキルポイント(Dragon Glyph)を獲得することで覚えられるスキルによって飛行性能をグレードアップさせていく事が可能です

このSecond Windは専用リソースVigorを瞬時に回復するスキル
最新の乗り物ということでまだ種類自体は少ないものの
このDragonriding Mount自体の見た目を変更するアイテムも実装されており
それを収集しドラゴンを好みの見た目に仕立てていくのもキャンペーンの1つの楽しみです

クリーチャーとの戦闘は数百体数千体と大量になぎ倒していくものではなく敵1体1体がタフ
特にレベリングの段階では敵1体に対して複数のスキルを使って戦う事になります
PoEやDiabloのように強化した1つのスキルを連打するゲームとはここが大きく異なり好みが分かれる所か

Class自体が13種あり各Classに基本として3種のTalentがありさらにその中からスキルポイントを割り振るのでビルド自体の選択肢は多いです

ダンジョンやそのボスとの戦闘には基本的には複数人の戦力が必要で
今どきのゲームらしく自動マッチング機能が備わっています
DPS・Tank・Healerと各役割もバランス良くなるように組んでくれるので便利
やや味気ないといえば味気ないかも

(Tsunami : 地震による地殻変動で起こるもの
Tidal Wave : 潮の満ち引きにより起こるもの
で世界的にはTsunamiのがスタンダードとのこと)
多岐かつ豊富なスキルを使う一方装備品に関してはシンプルで
特にレベリング中に手に入るものは単にステータスが上昇するだけのものが多くここも好みが別れる所かも
レア度の高い装備には使った時/装備時の特殊効果が付与されていたりするものの
概ね補助的な効果に集約される

もちろん特殊効果のついたものもそれなりにあるけどシンプルな効果が多い

をそれぞれ確率で付与するアクセサリ
PoEのようにアイテム自体やそのシナジーによってビルドの根幹が形成されるとかそういうことは基本無さげ
癖のある面白いアイテムを組み合わせた相乗効果を見つけたり作ったりする楽しみという点においてはPoEは言うまでもなくDiabloにも軍配が上がる
ここに大きな焦点を当てる前提ならやはりハクスラと称されるものを選んだ方が良さそうです
面白味のあるという点でいうとToyと呼ばれるアイテム群にはその名の通り多様な特殊効果だったり便利に使えるものがあったりします
もちろんおもちゃなので戦闘に使える訳ではありません


1箇所だけ宿屋を登録しておくことで
世界のどこからでもその場所にワープできる冒険の必須アイテム(クールダウン30分)
これはそのHearthstone使用時のエフェクトをToyにより変更した際のもの
MMOなので当然生産システムもあります
Professionと呼ばれるもので鉱石を掘ったりハーブを採集したり魚を釣ったり色々できます

プレイヤーキャラの見た目はTransmogと呼ばれる多くのゲームでいうスキンによってお洒落に着飾る事が可能です


連れて歩けるPetも居ます

これらをフィールド上のクリーチャーと戦わせるPet BattleはまさにPokemonそのもの
本家同様弱らせてから捕まえて自分のものにすることもできます
ちなみにPetの種類は本家Pokemonを遥かに超えているらしい

これはTrading Postといって2023年1月に実装されたばかりのシステム

所謂バトルパスに近いものでクエストやら指定のアクションをこなしTrader’s Tenderと呼ばれる通貨を貯めて毎月更新される各種Transmog, Pet, Mount等を取得/購入できます
熟練者なら数時間で達成可能な程度の難易度らしく
各地域間の繋がりがようやく分かってきたくらいの私にとってもこれが1つの導線となっていたり
PvPシステムももちろん豊富でこれはKorrak’s Revengeという周年限定の40vs40

だだっ広い雪原でクエストをこなしたりしながらAllianceとHordeで戦います
(WoWではその背景に沿ってキャラクター作成時にAllianceかHordeどちらの勢力に所属するかを選ぶ事になります
2つの勢力は争い続けているのでチャットも基本は不能ですし重要施設の集まった拠点も別々でストーリーも違ってきます)
まだPvPコンテンツにはまともに手をつけてないけど
これは他人数過ぎかつランダムなのもあってか
東アジアの集団PvPにありがちな指示とか「これをやらなければならない感」とか一切無くて各々が本当に好き勝手動いてて気楽で楽しかった

当然1vs1とか3vs3とかスタンダードなものもありますし
War Modeをオンにしている同士かつAllianceとHorde間であればフィールド上でのPKも可能です(Sanctuaryと呼ばれる地域を除く)
ところでBlizzardのゲームはDiablo, Overwatch, Hearthstoneや最近モバイル用に出たRumbleも日本語化されているのに何故かこれはずっとローカライズ無し
ググると色々噂話は出てくるけど真相は不明
まあ国産MMO(MMOに限らずだけど)界隈の様子を見聞きしていると日本国内でこれと同等のサービスを提供するのはあらゆる点で困難なのも確かだとは思うけど
実際のところ自分の英語力は文章全部理解しようとすると日本語の場合の2倍以上エネルギーを要する程度のものなのでストーリーはそんなに読んでないし
無限に出てくるクエストNPCの!と?マークを辿ればだいたいなんとかなるから言う程英語必須でも無いかなとは思います
スキルやらの説明は流石はアメリカの大企業といった所で直感的な文章で書かれていてとても読み易いし
簡単な説明やそこそこしっかりしたストーリー背景は日本語記事も存在してるし
あとHearthstoneを遊んでいると登場キャラが随所で出てきて楽しかったりはする(自分はバトグラ専なもののこれがあるから入りやすかったのもある)

Dragonflight発売時の評価はやや賛否両論気味でしたがこの背景には
・前拡張Shadowlandsの評判が今ひとつだったこと
・社内の性的暴行等の不適切な行為
・DiabloやOverwatchの微妙な制作過程と完成度
等が重なった事によるBlizzard自体への信頼度の低下と代替としてのFF14の台頭もあるみたいですが
今の所Dragonflight単体で見た場合とても楽しく仕上がっている様に私は感じています(Lv70を一体作った程度の初心者目線)