What a Pandaful World

2024年7月現在においてWoWのレベリングは、
1-10 : 新スタートゾーンExile’s Reach, または種族毎に異なる旧来の初期エリア
10-60 : 1キャラ目の場合7番目の拡張Battle for Azeroth, 2キャラ目以降の場合2番目から8番目の好きな拡張
60-70 : 9番目の最新拡張Dragonflight
をそれぞれ駆使して上げていくのが基本となっている。
そして今年の下半期に解禁される10番目の拡張The War Withinに向けた育成促進イベントとして、4番目の拡張Mists of Pandariaが再編成され、Remix: Mists of Pandariaと銘打った5/16-8/19の期間限定イベントとして今現在遊べるように。
この期間内においては新規キャラクターの開始ゾーンを本来の2種の初期エリアか、もしくはRemix: MoP専用の初期エリアのいずれかから選ぶことになり、後者を選んだ場合、1-70までをPandariaのみで上げきることができる。
そういう訳でせっかくなので、久しぶりに新キャラをつくった。
Mists of Pandariaはその名称から察せられる通りパンダ型の獣人Pandarenの故郷で、各拠点のNPCは大部分がパンダ。

なので異種間交流を図るべく、こちらはキツネ型の獣人Vulperaを選択。

キャラクターネームは時節も合わせてCocteau Twinsの楽曲Frou-Frou Foxes in Midsummer Firesから。本当は素直にFroufrouにしたかったけど、さすがに取得済みだった。
ところでふと気になったのがこれ。




分かりやすいように人型種族Void Elfで比較してみたけれど、当然の様にVulperaでもBody 1とBody 2。LGBTの波ということなのだろうか。
WoWにおいてはRacial traitという、classやtalentとは別のスキル群が各種族毎に用意されていて、Vulperaの場合最も目を引くものの1つが例えばこのNose For Troubleというパッシブ。

敵から最初に受けるダメージが軽減される。
これと相性が良いclassとなるとやはり遠距離主体のHunterかShamanあたりかなということで、曲のイメージに合いそうなShamanを選択。
このRemixされたMists of Pandariaにおいては、従来の(マンネリになりがちな)レベリングがなるべく快適なものになるよう、様々な工夫が施されている。
Cloak of Infinite Potential

序盤のクエストで手に入るこの外套は、イベント内のあらゆる手段にて入手可能なthreadsにて自動で強化されていき、プレイヤーキャラに常時強力なバフを付与してくれる。



Gems
Remix: MoP内においては特殊なGemがドロップし、これを各種装備品のSocketsに装着することができる。

例えばこのFrost ArmorのGemを着けると、自分のアビリティは確率でFrost Armorバフを付与し、それは定量のダメージを肩代わりすると共に、被弾時に氷の破片をばら撒く。

これは靴にのみ空くCogwheel Socketsに装着可能なCogwheel Gem。このGemによって使用可能となるのは通常のWoWにおいて各クラスが持つ移動アビリティで、このSprintは本来Rogue限定のアビリティ。つまりRemix: MoP内では、クラスに縛られない任意の移動アビリティが追加で使えることになる。
なおGemは序盤で習得する専用アビリティExtract Gemによって制限やリソース消費なしに取り外しが可能。

Bronze
このイベント内における通貨。あらゆる手段で手に入り、多様な報酬を購入可能。
クエスト報酬等で貰えるのはもちろんのこと、

何故か空中に漂っていたりもするよく分からない通貨。

集めたBronzeの消費先は、5箇所存在するInfinite Bazaar。MountやEnsemble(防具の外観セット)など選り取り見取り。



またBronzeに余裕があれば、ここでGemの厳選も行える。

更に2キャラ目以降の育成を更に加速させてくれるようなアイテムも。

Remix: MoPでは専用アビリティUnraveling Sandsによって不要な装備品も全てBronzeに変換することができる。
また通常のWoWにてmobから得られる特に使い道のないアイテム群、いわゆるJunkは、MoPでは多分ドロップしないというかこれもデフォルトでBronzeに変換されている模様。
まとめるとRemix: Mist of Pandariaは、Cloak of Infinite Potentialによる永続バフとGemによる豊富な追加スキル、そしてBronzeシステムにより、いつものWoWよりハック&スラッシュ風味な遊び方が楽しめ、効率的なレベリング&ファーミングが可能な育成促進ワールド。
そもそもとしてMists of Pandariaは、Dragonflightから始めた私からすると特に訪問する機会もない、大分影の薄い拡張だった。その為まともにプレーするのは今回が初めてだったし、普通に新鮮に感じられた。
それにしてもPandaria、やたらと動物が特徴的で、




正直パンダは食われてる気がする。
現実世界においても、例えば上野動物園のパンダは平日でも数十分待ちだったりする割に距離も近くないし、大量にいる他の客のカメラとスマホは気になるし、正直珍しいだけで金と時間を掛けてあれを見るほどなら近所の野良猫でも追掛けた方が余程有意義だと個人的には思う。(追記 : パンダに罪はないし普通にそこそこ可愛くはある。)
外交の成果と捉えるのであれば、少なくとも昨今のモディ首相のガンジー像よりはナチュラルだし支持できるけど…。というかガンジーよりガンジス川を推して、日本向けなら聖なる流れからゆるキャラでも誕生させとく方が余程有効なのではなかろうか。
このイベント期間中に10番目の拡張The War Withinのリリース日が発表された。PDTで8月26日の昼過ぎなので日本だと27日の早朝。Epic Editionを購入しているとアーリーアクセス権が得られ、3日前(土曜日の早朝)からプレーできる。…なかなかあざとい。(8/22追記 : 4日前で金曜日の早朝からだったようです、申し訳ない。。)
